院長ご挨拶
ジェイヨシダクリニック院長の吉田純です。
私はこのクリニックを二つの目的を達成するために設立いたしました。
一つは、2008年より私が携わってきた最先端の肌治療(細胞移植による肌再生治療)をより多くの方々に体験していただくことです。
肌再生治療とは、体外で増やした患者さん自身の線維芽細胞(真皮を作り出す細胞)を肌の衰えの目立つ部位に移植することで肌の「品質」を向上させ、しわ・たるみ・くまなどの症状を回復します。さらに、定期的な細胞移植を継続することによって、その後の肌老化を防止します。
当院では、細胞の質・移植の技術・患者さんの体内環境という3つの側面からこの治療の信頼度を高め、より高い効果が得られるようなinnovationを行っております。私は安全で自然な効果の得られるこの治療法を、自信を持って皆様にお勧めいたします。
それからもう一つ。これも肌治療と同時期より検討を続けてきた、患者さん自身のメラニン細胞を用いた白斑症の治療法を確立するためです。これまでに、治療プロトコルの基礎を固めるための治験を繰り返し行っています。
これらの二つの目的は、どちらも同じコンセプトから発生しています。それは「自然で健康的な肌を手に入れる」ということです。
私が17年間お世話になった金沢医科大学形成外科学教室は、皮膚科を母体とした形成外科でした。(初めは皮膚科の中に診療グループが結成され、後にそれが独立して診療科となったという意味です。他にも、整形外科を母体とするものや耳鼻科を母体とするものなどがあります。)
もともと皮膚科に入局したこともあり、この二十数年間はずっと皮膚と向き合って仕事をしてきました。基礎研究室に身を置いて様々な実験方法や培養手技を学び、皮膚の細胞の未知の領域をほんの少し垣間見た経験が、今のこの仕事の原点になっています。
一時、美容外科の世界にもちょっとだけ足を踏み入れたことがありますが、私の性分には合わなかったようで早々に撤収…といった過去もあります。結局、都内の美容再生医療クリニックで出会った細胞治療の可能性に魅せられ、これをこれからの自分の仕事として続けていこうと決心しました。
当院が行う「細胞移植による肌再生治療」は、細胞の自然な働きによってさまざまな効果が得られる治療です。そのため、美容外科手術やヒアルロン酸注入のような人間(医師)の働きによって結果が得られる治療とは異なり、どうしても個人差が生じます。
私は、個人差があるとわかっているのであれば、どのような患者さんでも一律に同じ治療をするのではなく、患者さん一人一人に応じた治療プログラムや、それを行うための検査があってしかるべきだと考えています。
私達は様々な患者さんの細胞を扱います。細胞は生き物です。個性を持った生き物に対し、判で押したような同じ手順、同じ作業を行っても同じ結果は得られません。生き物を治療に使うのであれば、ただ生き物が働くかどうかを黙って見ているのではなく、生き物が本来持っている働きを遺憾無く発揮させるための積極的な新しいアプローチが必要です。
それは擬似的な細胞活性物質(FGFなどの合成バイオ医薬品)を作用させたり、炎症や変性を起こして細胞を刺激するといった人為的・作為的なものではなく、細胞同士の有機的なネットワークや細胞による自然な回復力といった、体が本来有している働きを促進するものでなくてはなりません。
私はかなりの凝り性ですので、やるからにはとことん創意工夫と改善努力を行います。今までと同じことを繰り返すだけの単純作業ではなく、安全性という大事な基本はしっかり守りつつ、細胞や培養技術における新しい知見を反映させた、常に進化し続ける「自然で健康的な肌」のための治療を提供していくことが私の使命だと思っています。
このクリニックを選んで下さった患者様一人一人が、それぞれの「自然で健康な肌」を手にしていただけるよう、そしてご自身の肌をもっと好きになっていただけるよう、スタッフ全員一丸となって精一杯のサポートをさせていただきます。
J.YOSHIDA CLINIC 院長
吉田 純
履歴
1965年9月 | 福岡市生まれ |
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1984年3月 | 福岡県立修猷館高等学校卒業 |
1991年3月 | 九州大学医学部卒業 |
1991年5月 | 第85回医師国家試験合格(医籍第336485号) |
1991年6月 | 九州大学医学部皮膚科学教室(堀嘉昭教授)入局 |
1992年4月 | 金沢医科大学形成外科学教室(塚田貞夫教授)入局 |
1993年4月 | 富山市立富山市民病院形成外科(置塩良政部長) |
1994年4月 | 厚生連高岡病院形成外科(長谷田泰男部長) |
1994年11月 | 金沢医科大学形成外科学教室助手(塚田貞夫教授) |
1997年7月 | 金沢医科大学生化学第二教室研究生(西川克三教授) |
1999年4月 | 石川県立中央病院形成外科医長(山本正樹部長) |
2000年4月 | 金沢医科大学形成外科学教室助手(川上重彦教授) |
2003年4月 | 金沢医科大学形成外科学教室講師(川上重彦教授) |
2005年2月 | UCLA医学部形成外科(Los Angeles,USA) International fellow (Prof. Henry K. Kawamoto, Jr.) |
2006年2月 | 金沢医科大学形成外科学教室講師(川上重彦教授) |
2008年4月 | 東京都内の美容外科クリニック勤務 |
2008年12月 | RDクリニック三田勤務 |
2010年2月 | RDクリニック渋谷勤務(院長) |
2010年10月 | 再生未来クリニック神戸勤務(肌細胞注入療法専任顧問) |
2013年9月 | J.YOSHIDA CLINIC開業 |
所属学会
日本再生医療学会
日本形成外科学会(学会認定専門医)
国際形成外科学会
American Society of Plastic Surgeons
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